運動を通じた健康長寿や仲間づくりを目指して毎月1回、瀬谷中央公園集会所などで活動し、周辺に暮らす独居高齢者の交流拠点となっているサロン「元気倶楽部」(岸本嘉章代表)。発足から毎月欠かさず活動を続け、2月23日(金)には節目の100回目を迎える。
1月26日、同集会所には75歳から89歳まで約20人が集まった。99回目となるこの日は、カーリングをフロアでプレーできるよう改良した「カローリング」に挑戦。参加者はチームに分かれて熱戦を繰り広げた。「健康づくりは運動・栄養・休養が大事。倶楽部は特に運動を重視しています」と岸本さん。春と秋はウォーキング、夏と冬は室内スポーツを行い、体を動かすことを心がけているという。
終盤には、ピアノ伴奏に合わせて季節の歌などを熱唱。童謡「案山子(かかし)」の歌詞を、「楽しい仲間といきいき集う元気倶楽部は楽しいサロン」などとアレンジした曲も歌い、会場は盛り上がりを見せていた。
参加者に支えられ
同クラブは、瀬谷区の介護予防プロジェクト「元気塾」の受講者らを中心に、約8年前に結成された。区保健活動推進員を長年にわたり務める岸本さんが、毎月のプログラム企画やチラシ作成を手掛ける。運営を支えるのが「サポーター」と呼ばれる人たちで、ゲーム進行、ピアノ伴奏、食材調達などを担う。「一度参加した人が定着して、サポーターとして協力してくれている。99回も続けてこられたのは、サポーターの存在が大きいです」と岸本さんは強調する。
毎月の平均参加者は20人ほど。その半数以上が、独り暮らしの高齢者だという。3年前から参加している小菅和恵さん(82)は、「1人で家に居ると笑う機会が少ない。サロンに来ることが毎月の楽しみなんですよ」と嬉しそうに話す。
100回目は23日のお昼頃から、同集会所で開く予定(会費あり)。瀬谷区在住であれば誰でも参加可能で、カラオケ大会などを行う予定だという。
大きな節目を控えて岸本さんは「『楽しかった』『また、来るね』という言葉が大きな励みになっている。これからも楽しくサロンを続けていきたい」と意気込んでいる。23日の開始時間などに関する問い合わせは岸本さん【電話】045・301・1906。
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