医療・介護・福祉の団体や民間事業者の代表者などからなる「瀬谷区在宅高齢者サポートネットワーク全体連絡会」の会議が3月16日に瀬谷区役所であり、円滑な救急搬送に必要な見守りツールの活用や周知方法について議論を重ねた。
同連絡会は、在宅療養の充実に欠かせない支援者同士の連携を深めるため定期的に開かれている。今回のテーマは「スムーズな救急搬送のために私たちができること」。独居高齢者などの搬送時に、病歴や緊急連絡先が分からず搬送時間が長くなっていることから、本人や家族が事前に情報を書いて保管する見守りツールに着目した。
会議では瀬谷区役所が発行する見守りツールの一種「あんしんカード」(A4版)を事例に、救急隊が発見しやすい保管場所や区民へのPRについて話し合った。参加者からは外出時に携帯できる小型タイプや、全市統一のツールが必要だという意見も挙がった。
オブザーバーとして出席した瀬谷消防署の八釼猛署長は、高齢者の救急搬送が増えている現状を説明。その上で見守りツールの重要性を強調して、「一人でも多くの区民に持ってもらえるよう、普及に努めてもらえれば」と呼びかけた。
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