神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
瀬谷区版 公開:2018年5月10日 エリアトップへ

ギター・カサブランカ 福祉施設に音楽届ける 訪問演奏続け20年超

社会

公開:2018年5月10日

  • LINE
  • hatena
ゆうあいの郷で演奏するメンバー
ゆうあいの郷で演奏するメンバー

 瀬谷区を拠点に活動するクラシックギターのアンサンブル「ギター・カサブランカ」(木根渕幸子代表)が、高齢者福祉施設などでのボランティア演奏を20年以上にわたり続けている。メンバーの高齢化も進むが、木根渕代表は「『また、きてね』という言葉が励み。続けていきたい」と意気込んでいる。

 4月25日、区内宮沢の特別養護老人ホームゆうあいの郷の一室が、ささやかなコンサートホールに変わった。カサブランカはこの日、誕生日会に華を添えるため出演。瀧廉太郎の「花」、リズミカルなタンゴの代表曲「ラ・クンパルシータ」、童謡の「ふるさと」など計9曲を披露した。

 4月に誕生日を迎えた女性は「とても上手。(クラシックギターは)どこか懐かしい音色でした」と堪能した様子。施設の職員は「とてもありがたい。利用者にとって良い刺激になります」とメンバーに対する感謝の言葉を述べていた。

曲編成を工夫

 カサブランカは、1990年の第1回瀬谷音楽祭に出演したことをきっかけに結成された。木根渕さんが代表兼指導者を務め、現在は60〜80代まで10人が所属。泉区や戸塚区、都内から通う人もおり、毎月2、3回ほど瀬谷区で活動している。

 慰問演奏は20年以上続き、最近は年7、8回。訪問する施設は特別養護老人ホームやデイサービス事業所など様々で、知人の紹介や口コミで次第に広がっていった。木根渕さんが特に印象に残っているというのが、終末期ケアを行うホスピスを訪れた時のこと。ベッドから動けない患者の横でギターを弾いた。「演奏していて辛かったけれど、頷きながら聴いてくれたのを覚えています」と振り返る。

 福祉施設でのコンサートは主に、ギターのみの前半と、利用者と一緒に唄う後半の2部制で行う。聴くだけでは飽きてしまう人もおり、観客の様子を見ながら早めに合唱に進むこともあるそうだ。曲のラインナップは童謡や演歌、歌謡曲、時には25日のようにリズミカルな曲を交えて、変化を出すよう心がけている。

 20年以上続けてこられた理由の一つが、聴き手の反応。体が不自由な人でも手拍子したり、体を揺らしたりと、様々なサインがある。メンバーの1人は「演奏が終わって握手すると、力強く握り返してくれて。気持ちが伝わってくるんですね」と嬉しそうに話す。「楽しく和気あいあいとしたメンバーばかりだから一緒に頑張れる」と木根渕さん。「これからも、呼ばれればどこへでも喜んでいきたい」と話す。

瀬谷区役所から防災・減災に関するお知らせ

自宅が安全ならお家で避難が有効。自宅の安全を確保し、備蓄品を準備しましょう。下記動画もチェック。

https://www.city.yokohama.lg.jp/seya/kurashi/bosai_bohan/saigai/t20230904115015761.html

<PR>

瀬谷区版のトップニュース最新6

公式マスコットが決定

国際園芸博覧会

公式マスコットが決定

自然の感情を伝える精霊

3月28日

地域店舗の活性化に一役

瀬谷小5年生

地域店舗の活性化に一役

独自メニューやレシピ本で

3月28日

新社殿、地域に披露

熊野神社

新社殿、地域に披露

催しも再開へ

3月21日

住宅の脱炭素化へ本腰

横浜市

住宅の脱炭素化へ本腰

補助や新制度で普及後押し

3月21日

新聞で商店街の魅力発信

区内小学生

新聞で商店街の魅力発信

こだわりや人柄掘り下げる

3月14日

避難所備蓄に不安も

災害時トイレ

避難所備蓄に不安も

携帯型、1日で尽きる恐れ

3月14日

全国展開だから安心査定

ただいま査定額40%アップ実施中です。

https://www.otakaraya-shop.jp/akuwa/

<PR>

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 3月28日0:00更新

  • 3月14日0:00更新

  • 2月29日0:00更新

瀬谷区版のあっとほーむデスク一覧へ

コラム一覧へ

瀬谷区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年3月28日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook