TVなどのナレーターとして活躍する 田子 千尋さん 二ツ橋町在住 59歳
ハスキーな声で魅了
○…「SMAP×SMAP」、総合格闘技「Dynamite!」、「ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!」など数々の番組を担当。近年では人気番組「池の水ぜんぶ抜く」のナレーションも務めており、その存在感あるハスキーボイスは一度ならず耳にした人も多いだろう。落ち着いた声と端麗な容姿からは想像しにくいが、実は底抜けに明るくひょうきんで、親しみやすい人柄。お喋り好きで、話し始めると止まらない。ツイッターなどの動画で見せる”素の表情”も魅力の一つだ。
○…20代はモデルとして雑誌などで活躍した。今の道を歩み始めたのは、30歳の頃。働いていた飲食店でCM制作会社の社長から、声の出演を打診されたのがきっかけ。当時のCMナレーションは、アナウンサーのように淀みなくキッチリ読み上げるスタイルが一般的で、ハスキーな声は異例だったという。しかし、その個性の強さが武器となり、ナレーターとしての地位を確立していった。「ナレーションは聞き流されては駄目。視聴者の意識に”ひっかかり”を作らないと」――。現在、講師を務めているナレーション教室でも、「自分の特徴をプラスに捉えて活かすこと」の重要性を後進たちに伝えている。
○…生まれは東京で、20代で瀬谷区へ。妻は女優、息子2人はナレーターとモデルとして活動する。中学のPTA会長を5年間務めていた経験があり、瀬谷に知人、友人も多い。体育祭でマイクを握り、得意の声で盛り上げたこともあるそうだ。
○…「ナレーターは職人」という気概を持ち、裏方として活動してきた。これからは番組MCやイベントの司会などにも積極的に挑戦していく考え。「人前で話すことが大好きだから。どんどん顔を出していきたいね」と屈託のない笑顔で語った。
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