三ツ境に暮らす人々の困り事や悩みを、同じ地域の住人が解決しようというボランティア組織「三ツ境地区サポーターズ」がこのほど立ち上がった。5月19日には二ツ橋地域ケアプラザで発足会があり、メンバーらは地域における支え合いの充実を力強く誓った。
困り事に対応
サポーターズは、自治会町内会、地区社会福祉協議会、民生委員児童委員などで結成される「三ツ境地区住みよいまちづくり推進委員会」(諸橋政治会長)が母体。約70人が「地域活動」「趣味・特技」「生活支援」の3部門に名を連ねており、住民の要請に応じて支援する仕組みだ。
請け負う作業はゴミ捨てや買い物の付き添い、電球交換といった生活に関わるものから、パソコン入力、イベントの手伝い、高齢者の見守りなど様々。囲碁や将棋などの相手、絵本の読み聞かせなどにも応じるという。料金は、生活支援に関わる内容については1時間500円(材料代や交通費などは依頼者負担)。希望者が事務局に依頼して、見積もりを経て正式に支援が決まる。対応可能エリアは三ツ境地区。
2年かけて準備
サポーターズ発足のアイデアが持ち上がったのは2年前。住民同士のつながりを深め、それぞれの趣味や特技を活かしながらより良い街づくりを進めていくことを目的とする。設立にむけては住民アンケートを行い、”サポートできること”と”サポートして欲しいこと”を調査。地域の実情把握に努めた。
発足会には関係者のほか、森秀毅瀬谷区長、瀬谷区連合町内会自治会連絡協議会の網代宗四郎会長、瀬谷区社会福祉協議会の福田愛一郎会長などが出席。同委員会の役員が、組織の概要や設立経緯を説明した。
森区長は隣り近所の交流の重要性に触れて、「(サポーターズは)顔の見える関係づくりや、温かい地域づくりに貢献すると思います」と期待感を口にした。諸橋会長は「地域に密着した、共生・共助の組織。住民の方々の協力も多く、三ツ境という街の力を感じた。良い街づくりを進めてきたい」と抱負を語った。
サポーターズに関わる問い合わせは同委員会・篠原さん【電話】045・391・2686。
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