公共福祉に貢献した県民を称える「2018年度 神奈川県民功労者」に、区内中屋敷在住の高橋更一さん(72)が選ばれた。(一社)県造園業協会の副会長などとして業界の発展に尽力した点が高く評価された。
県民功労者は県による最高表彰の一つで、各種団体や地域活動を通じて各分野で長年にわたり活躍した人を選ぶ。71回目となる今年度は39人・2団体が対象となり、今月11日に県庁で表彰式が執り行われた。
高橋さんは大学卒業後、中屋敷の小島造園(株)に入社した。40代後半の頃、創業者・小島清滋さんが急逝し、後継者が若かったこともあり、社長に就任。現在は会長を務めている。
同協会は造園会社や植木生産者で構成されており、県内およそ600事業所が加盟している。造園技能士の資格試験の運営や、行政機関の施策・事業に対する協力などを担う。高橋さんは同社の社長に就任した頃から、同協会に本格的に関わるようになり、2011年から6年間にわたって副会長を務め、組織の充実や経営の安定化に尽力した。また、昨年からは、市内の造園業者が集まる「横浜市グリーン事業協同組合」の理事長を務めている。
県民功労者の選出について「一生懸命取り組んできたことが評価されて嬉しい」と喜ぶ。今後の目標については、同社は先代の頃から後進の育成に積極的に取り組んできたとして、「これまでに培った造園技術をしっかり継承し、若い人たちを育てていきたいです」と力強く語った。
瀬谷区版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
|