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瀬谷区版 公開:2018年6月14日 エリアトップへ

瀬谷区商店街連合会の新会長に就任した 伊藤 吉治さん 区内瀬谷在住 77歳

公開:2018年6月14日

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「発想の転換」で新風を

 ○…瀬谷区商店街連合会の7代目会長として、商店街を盛り立ててゆく。瀬谷銀座通りで柔道場「善道館」を運営し、今年の3月までは瀬谷銀座通り商店会の会長を2年務めた。区商連の会長職を引き受けるか悩んだが、「自分がやってきた柔道の教えに沿い、地域社会に貢献できるのであれば」と決心。「畑違いだが、皆さんに支えてもらいながら取り組んでいきたい」と穏やかな笑顔を見せた。

 〇…生まれは川崎市。戦時中、母親の実家がある戸塚区に家族で疎開した。幼い頃の遊び相手はもっぱら虫や爬虫類などの生き物。じっと観察するうち頭に物語が浮かぶようになり、絵を描くことに夢中になった。絵の上手さで美術の道を期待された時期もあったが、祖父・父親が柔道経験者という家庭で「柔道家になるつもりだった」と笑ってみせる。中学から本格的に道場へ通うように。「この道で生きていこう」との思いは少年時代から明確だった。

 〇…高校卒業後、実業団の柔道部で活躍した後、1963年に神奈川県警に入庁。機動隊や警備課などを経験しながら柔道に打ち込んだ。時には学生運動やデモ隊の衝突など、激しい場面に出くわすことも。警察官という立場で同世代と対峙する辛さも度々あったが、「何よりも人間が好き」という思いで真摯に職務にあたり、信頼関係を築いてきた。

 〇…県警退職から1年後、かねてからの希望で開いた善道館で、子どもたちと向き合う日々だ。銀座通り商店会の会長時代、落語会を企画したり、夏祭りに話題の演奏家を招いたりと新たな取り組みを打ち出し、風を送り込んできた。「今後は発想の転換が大事だと思っている。変えていける部分がないか、皆と考えていきたい」。気持ちは既に、次へ向かっている。

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