瀬谷区で最も古い歴史を持つ熊野神社(阿久和東/相澤利彦氏子総代長)の神楽殿の改修・増築工事が完了し、9月8日に落成式が執り行われた。今月18日(火)・19日(水)には宵宮祭と例大祭があり、一新された神楽殿で住民らが奉納演芸を披露する。
建設委員長を務めた北井義さんによると、神楽殿は1934年に建設。祭の余興の場所として長年親しまれてきたが、近年は老朽化で汚れが目立ち、維持管理が大変だったという。このため、氏子の集まりや直会(なおらい)を、本殿や拝殿で開いていた。また、お札やのぼりなどの保管場所も必要で、これらの課題を解決しようと改修・増築を決めた。
工事は、(有)クラガタ建設(泉区)によって、今年4月から7月にかけて実施。壁がすすけていたという神楽殿の内装を新しくし、引き戸の格子の隙間から風が差し込まないようにとガラスを取り付けた。また、神楽殿の南側には、収納や小会議に使える社務所を作った。
「参拝者の心の支えに」
落成式では、富岡八幡宮(金沢区)の佐野主水(もんど)宮司らによる神事が執り行われた後、神社関係者らが集う直会が開かれた。相澤総代長は「建設委員会を中心として世話人や地域の氏子、クラガタ建設さんなど多くの方々の協力によって立派な神楽殿になりました」と感謝の気持ちを伝え、「今後も皆さんと一緒になって境内をきれいに保ち、参拝者の心の支えになれるよう取り組んでいきたい」と抱負を話した。
宵宮祭は18日の午後6時から9時30分にかけてあり、阿久和囃子や地元有志による踊りなどの演芸披露、富くじ抽選会が予定されている。例大祭は19日の午後2時に始まり、神事に加えて、五穀豊穣や無病息災を占う「湯立神楽」も行う。
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