瀬谷歯科医師会(丸山泰治会長)の主催、瀬谷福祉保健センターの後援による「口腔がん無料検診」が9月2日に瀬谷区庁舎で開かれた。
内臓のがんに比べて早期発見が可能だとされている、口腔がん。その一方で初期の自覚症状が軽いため、発見が遅れるケースがあるという。この検診は、早期発見と検診の重要性を区民に呼びかけようと、同会が企画している。
この日は希望者の中から、50歳から86歳まで男女30人が受診。夫婦での参加もあり、一人ひとりに対して、口腔外科専門医と検診協力医のダブル体制による診察が行われた。
同会の会員によると、口腔がんは、舌や歯茎、頬にできるがんの一種。舌の横にできる場合が多く、「がん全体としては多くはありませんが、放置した進行がんは生存率が低下します」という。
また、治療後、日常生活における基本的な機能が失われることもあるという。そのため同会では「体のがんと同じように、検診による早期発見、早期治療が必要になってきます」と呼びかけている。
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