瀬谷銀座通り商店会で柔道場「善道館」を営む伊藤吉治さんと瀬谷消防署(八釼猛署長)が協力し、転倒・転落による高齢者のけが予防を目的とした紙芝居をこのほど制作した。イラストは伊藤さんが手がけたもので、同署では地域での出前講座などで活用する考えだ。
同署によると近年、市内で救急搬送される高齢者のけがの原因のうち、転倒・転落が80%以上を占めている。事前に危険を知っていれば、防げたケースも多かったという。
紙芝居はもともと、伊藤さんが「ケガをしない転び方教室」で子ども向けに制作していたもの。2年前、同商店会で消防訓練が行われた際、紙芝居を知った同署との間で「高齢者のけが予防にも活用できるのでは」と話が進み、形となった。
完成した紙芝居は、「自分の経験を思い起こしながら作った」と言う伊藤さんの力作。わずかな段差や不安定な家具、駅のホームなど、高齢者が転倒・転落しやすいケースについて、手描きイラストで紹介している。また、日頃からできる対策として、階段を使用した簡単な体操など柔道家ならではの視点も盛り込んだ。
八釼署長は紙芝居について「高齢者の救急搬送の増加は喫緊の課題。けがの予防対策に取り組んでくださることを心強く思います」とコメント。今後は高齢者サロンなどで実施中の出前講座において、伊藤さんと連携しながら、紙芝居を役立てていくとしている。
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