ひきこもり状態の若者などの現状と将来について地域で考えようというセミナーが今月5日に二ツ橋地域ケアプラザであり、区民や行政職員など関係者が参加した。
若者の社会参加を支援するよこはま西部ユースプラザ(保土ケ谷区/池田正則施設長)が主催するセミナー。横浜市の2017年度調査によれば、市内では約2万7000人(15歳〜64歳)がひきこもり状態にあると推計されている。今回の試みは、こうした問題に対する理解者を地域で増やす狙い。9月上旬から5日にかけて、区内5カ所のケアプラザで行われた。
セミナーで池田施設長は市の若者支援策として、総合相談を受け付ける青少年相談センター、市内4カ所の地域ユースプラザ、就労を後押しする若者サポートステーションの3機関を紹介した。また、ユースプラザ内にある「フリースペース」の役割についても言及。ひきこもり状態にある人が家族以外の他者と接点を持つことの重要性と、その難しさを説明した上で、「本人に『人と一緒に居ても大丈夫』という気持ちを持ってもらうことが大切」などと呼びかけた。
参加者からは「ひきこもりに至る理由は人それぞれ違う。どう対応すれば良いのか迷ってしまう」という意見があり、池田施設長は「ご家族で判断するのは難しいケースもある。私たちの様な第3者だからこそ出来ることもある」と答えた。
西部ユースプラザでは10月末と11月に旭・泉・保土ケ区の3区で同様のセミナーを予定している。日程や会場は以下。時間はいずれも午前10時からで、申し込み不要。
▽旭区/10月30日(火)・二俣川地域ケアプラザ▽泉区/10月31日(水)・泉区役所4階4ABC会議室▽保土ケ谷区/11月21日(水)・保土ケ谷区役所3階301会議室
問い合わせは西部ユースプラザ【電話】045・334・3040。
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