県内高校から約1500点の応募があった第46回写真コンテストの表彰式が10月に開かれ、瀬谷高校写真部の長島俊介さん(1年)の「地上の虹」が、自身初となる最高位の推薦を獲得した。11月下旬には第45回高校生写真展コンテストがあり、「上位入賞を目指したいです」と意気込む。
神奈川県高校写真連盟が主催する写真コンテスト。今回は専門家の審査により、推薦1点と特選13点が選ばれた。
「地上の虹」は、江戸時代から戦後までの建造物を復元・展示する江戸東京たてもの園で撮影。古民家が両側に並ぶ道路の真ん中に、カラフルな傘を持つ写真部員が座っている、色の対比が印象的な作品だ。その構図に惹かれ、「一瞬でシャッターを切った」。
タイトルには「黒色が多い街に花のような虹が咲いた」というメッセージを込めた。出来栄えに手ごたえはあったが、初出品した6月の県コンテストは入選しなかったため、推薦獲得を聞いた時は「嘘じゃないか」と驚きを隠せなかったという。
全国に続く道
長島さんは小さい頃から鉄道好きで、特に相鉄線に情熱を注ぐ。小学校5年から写真を撮るようになったのも、鉄道写真に関心を持ったのがきっかけ。高校で部活に入り撮影対象の幅が広がったが、今も相鉄線の車両撮影は欠かさないという。「自分が目にした風景を、他の人に伝えられるのが楽しい」と写真の醍醐味を説明する。
11月下旬には、同連盟が主催するものとして今年最後となる高校生写真展コンテストが行われる。同連盟では年3回コンテストを行っており、これらの結果によって来年夏の全国高等学校総合文化祭への出品が決まる。長島さんは出品作品を選定中で、「また上位に入れれば」と抱負を語る。
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