高齢ドライバーによる交通事故が全国的に相次ぐなか、瀬谷警察署で運転免許証を自主返納する人が増えている。同署によると2019年は5月末までに209人の申請があり、18年同時期と比べて39人多いという。
今年の申請人数は1月(31人)から増え続け、5月には53人にのぼり、昨年の月あたりの平均人数(約31人)を大きく上回っている。自主返納は年齢に限らずできるが、その大多数は65歳以上。池袋で母子2人が亡くなった4月の事故以来、高齢ドライバーの関わる事故が多く報道されており、署員は「一連のニュースを受けて、ご自身で返納を決断したり、家族から促されて申請するケースが増えています」と説明する。また、返納者209人のうち163人が、運転経歴証明書の発行を申請した。同書は金融機関などにおける本人確認書類として利用できるほか、一部店舗で提示することにより、割引などのサービスを受けられる。
年間でみると自主返納の申請人数は16年が358人、17年が435人、18年が379人だった。75歳以上の人は免許更新時に認知機能検査が義務付けられており、更新に合わせて返納する人もいるという。
同署(【電話】045・366・0110)は運転適性相談を受け付けており、「安全運転に不安や支障がある人やそのご家族はご相談下さい」と話す。
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