相鉄バス(株)(本社・西区)と群馬大学(群馬県前橋市)は9月14日(土)から、自動運転の実証実験をよこはま動物園ズーラシア正門から里山ガーデン正面入口間で行う。大型バスを使用した営業運行で、同様の実証実験を行うのは国内初となる。
横浜市はIoT(アイオーティー)(※)などを活用して様々な社会的な課題の解決や新たなビジネスモデルの創出を目的に2017年6月、市内外の企業や大学と連携して「I・TOP(アイトップ)横浜」を立ち上げた。今回の実証実験はこの取り組みの一環として行われる。
相鉄バスと群馬大学は今年4月、大型バスの自動運転に関する共同研究契約を締結した。6段階ある自動運転レベルの中で、システムが主体となり特定の条件下で完全自動運転を行う「レベル4」の実用化を目指している。
フェスタに合わせ実証実験
今回の実証実験は、里山ガーデン(旭区上白根町)で9月14日から10月14日(祝)まで開催される「秋の里山ガーデンフェスタ」(横浜市・横浜市緑の協会主催)に合わせて実施される。
実施日は期間中の各週金曜日〜月曜日(午前10時台〜午後4時台・1日16往復を予定)。コースは「よこはま動物園正門」バス停から「里山ガーデン正面入口」バス停の約900mとなっており、各便25人(先着順)。運賃は無料となる。
今回使用される車両は、相鉄バスが所有している自動運転バス。実験の自動運転レベルは、人が主体となり自動運転を行う「レベル2」。運転士が乗車するものの、加速・操舵・制御などはシステムにより行われる。両者は郊外部における交通ネットワークの維持や人口減少に伴う労働力不足への対応を目的に、今後も自動運転バスによる地域交通課題の解決を目指していく。
※IoT…携帯電話やパソコンのほか、家電・自動車・建物など様々な物がインターネットにつながり、相互に情報交換する仕組み。得られた情報から、新たな価値やサービスの創出が期待されている。
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