開館20周年を迎えた中屋敷地区センターの館長を務める 岩脇 朋夫さん 中屋敷在勤 62歳
地元に愛され続ける施設へ
○…年間12万人超が利用する中屋敷地区センターが、今年8月に開館20周年を迎えた。記念行事として、11月2日に中屋敷地域ケアプラザと共催で「ふれあい文化祭」を、12月1日には初挑戦という第九をプログラムに盛り込んだ「ダンス&ミュージックフェスタ」を開く。「今年は区制50周年でもあります。不思議なめぐり合わせですね」と感慨深げに語る。
○…三菱地所コミュニティ(株)が指定管理者になった2016年度から同センターで働き、翌年度に館長に就任した。副館長らと協力しながら、人気が高い音楽や健康の行事を開いたり、図書コーナーに話題の本を積極的に取り入れたことなどが功を奏し、来館者数は増加傾向にある。来館者が増えたのは、地域の支えが大きいという。地区連合町内会などの協力で、行事を地域の掲示板や回覧板で広く発信できるようになった。「地域の方々あってのセンターです」
○…兵庫県出身。電気メーカーの管理・事務部門で30年以上勤めた。セカンドキャリアとして現在の道を志したのは、(一社)日本オーディオ協会に出向していた頃の体験がきっかけ。スピーカーやCDの仕組みを子どもたちに教えるイベントなどに携わり、その笑顔やキラキラした目に心打たれたという。館長を務める今は利用者の「中屋敷地区センターに来て良かった」という言葉が何よりの励みになっている。
○…同センターは昨年度、初めて外壁を塗り替え「綺麗にお化粧直し」をした。とは言え開館20年が経ち老朽化している設備もあるため、これからは施設の修繕を進めていきたい考えだ。また、受付対応など職員の更なる資質向上に取り組みたいとも語り、ソフト・ハード両面で「地域の方々に愛され続ける施設」を目指していく。
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