瀬谷区薬剤師会の会長を務める 石田 七瀬さん 瀬谷在勤 63歳
患者の「元気」引き出す
○…会員薬局40店舗、個人会員76人で構成される「瀬谷区薬剤師会」。医薬品の適正使用や薬物乱用防止などを地域で呼びかける。近年は在宅医療に対応できる薬局の拡充や、災害対応力の強化も大きな課題だ。自身は昨年6月に会長に就任。区外に住んでおり、これまでは区全域の地理を正確に把握する機会が少なかったため、「地理がよく分かってないと災害時に困る。気になるところがあれば地図で確認するようにしています」と情報把握に努める。
○…兵庫県の出身で、今の道を志したのは高校時代。恩師から「手に職を持ったほうが良い」と薬剤師を勧められたのが始まりだった。アドバイスを受ける前は意識していない職業だったが、「数学や化学が大好きだったので自分に合うかも」と薬剤師を目指すことを決めた。今は区内瀬谷の心美堂薬局の管理薬剤師と開設者を務める。目標は、患者が元気に過ごせること。「健康と元気は同じ意味ではありません。健康でなくても病気を受け入れて前向きに生きている人もいます」と、その後押しをしたいと常々考えている。
○…スポーツ好きで、高校生の頃は女子サッカーチームを立ち上げた。今ほど女子サッカーが浸透していない時代だったが、友人などに声掛けしたり、ビラ配りしてメンバーを集めたそう。30年ほど前からゴルフをプレーするようになり、年間100ラウンド回ることも。現在は多忙でご無沙汰だが、「素振りは欠かしていません」
○…薬剤師会が目指すのは、かかりつけ薬局として地域とのつながりを深めること。そのためにより開かれた薬局づくりが必要だとして、「健康や介護、栄養など様々な悩みや疑問を相談してもらえるようになれば」と意気込んでいる。
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