感染拡大が懸念されている新型コロナウイルスの影響で、瀬谷区内でも施設の休館やイベント中止が相次いでいる。市内の市立学校も3月3日から13日まで臨時休校の措置が取られる。 ※3月1日起稿
安倍晋三首相が学校の一斉休校を要請した27日以降、横浜市でも感染拡大を防ぐ様々な措置が発表された。市立の小学校や中学校などは3日から13日まで休校となり、期間中は部活動や軽度の障害がある子どもを対象とする通級指導教室も実施しない。保護者が就業などで対応が困難な場合は、小学校低学年(1〜3年)や支援学級の児童・生徒などを対象に「緊急受入れ」を行う。14日以降の対応は、9日に改めて通知される見通し。また、卒業式は校内に新型コロナウイルス感染症を発症した児童や生徒、教員などがいない場合に限り、休校期間中でも実施する考え。
市民利用施設の全面や一部休館も相次ぐ。区内では、長屋門公園にある旧安西家住宅主屋などの建物が2月29日から3月15日まで閉館予定。瀬谷図書館は3月2日から蔵書の閲覧・貸出などが出来ず、予約図書の受け取りなど一部サービスのみ提供している。期間は15日までを目途としているが、状況次第で変更になるという。
瀬谷・阿久和・中屋敷の各地区センター、瀬谷スポーツセンターは3月3日から15日まで休館予定。瀬谷センターにある老人福祉センター「瀬谷和楽荘」は不特定多数の高齢者が来館することから28日から休館されており、初日は利用者からの問い合わせが相次いだ。
イベントが数多く開かれる瀬谷公会堂でも2月下旬からイベントが中止されている。さらに、29日には公会堂の臨時休館も決定。期間は3月3日から15日までの予定だが、延長される可能性があるという。
市が電話相談窓口
横浜市は市民の相談に応じる電話窓口を開設した。予防方法や症状がある場合の対応など、新型コロナウイルス感染症に関する全般的な相談をコールセンター(【電話】045・550・5530)で受け付けている。また、中国湖北省からの帰国者や感染患者と接触歴がある人などを対象に、診療体制の整った医療機関につなぐ帰国者・接触者相談センター(【電話】045・664・7761)も設けた。いずれも午前9時から午後9時までで、土・日・祝日も対応している。
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