新型コロナウイルス感染症の影響でマスクが不足するなか、区内中屋敷在住の山下真生(まや)さんが今月8日、手作りの布マスク100枚を瀬谷区聴覚障害者協会(遠山和保(かずやす)会長)に寄贈した。
多彩な柄で「気持ち明るく」
手芸やモノづくりが好きだという山下さん。マスク不足が深刻化するなか、家にあったガーゼを活用してマスクを作り始めたという。フリマアプリなどで販売してみたところ好評で、「困っている人の助けになれば」と寄贈を思いつき、紹介を受けて同協会に贈ることを決めた。
寄贈した布マスクは、幼児用から大人向けの大きなものまで4サイズ。生地は、単色の落ち着いたデザインやチェック柄、キャラクターなど様々で、「どんな方がマスクを着けるのか想像しながら作りました」と山下さん。近隣住民の協力も得ながら、約2週間で100枚を完成させた。
8日は瀬谷区役所で少人数の寄贈式があり、山下さんから遠山会長にマスクが手渡された。また、同協会から山下さんに感謝状が贈られた。
遠山会長によると、同協会には聴覚障害者や通訳者など約80人が所属。会員のなかにはマスク販売の情報を把握できなかったり、店舗に並んでも品切れだったいう人がおり、寄贈の打診を受けて連絡したところ「ぜひ欲しい」という声が上がったという。寄贈式では「お気遣いいただきありがとうございます」と山下さんに感謝を伝えた。山下さんは「無事にお渡し出来てホッとしています。柄も色々あるので、(マスクを着けることで)少しでもお気持ちが明るくなれば嬉しいです」と話した。
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