毎年7月初旬に開かれ、瀬谷区の夏の風物詩として多くの人で賑わう「七夕灯篭祭り」が、新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止のため、今年は中止となった。2009年から続く催しで、中止は初。
灯篭祭りは地域住民や団体が一体となって開かれており、実行委員会には三ツ境と阿久和北部の連合自治会、長屋門公園、商店街、ケアプラザ、社会福祉協議会、学校、区役所などが携わる。地域や商業活性化を目的に09年に始まり、東日本大震災の発災後は復興支援も掲げるようになった。会場の規模は三ツ境駅南口や長屋門公園の周辺、向原第二公園と拡大し、昨年は灯篭930基が並び、約4万2000人が訪れた。
長屋門公園の清水志保さんによると、灯篭はろうそくも含めて、阿久和北部のボランティア団体「おやじの広場」のメンバーが製作。これに、区民と関連団体などが手がけた絵や、復興支援の義援金を寄付した人の名前を張り付けて完成する。
例年は3月頃から準備が始まるが、今年は新型コロナの影響で作業できない状態が続いていた。開催時の感染リスクの懸念もあり、中止することを決めたという。縮小開催も検討されたが、清水さんは「灯篭祭りは地域の方々が力を合わせ続けてきた行事。皆さんが参加して完全な形で開くことに意味があると思います」と説明する。
中止については区民から「仕方ないが残念」「寂しい」などの声が寄せられたという。清水さんは「2009年から続いてきましたが、今回ばかりは中止となりました。新型コロナが終息し、皆さんと力を合わせて灯篭祭りを再開できることを望んでいます」と話した。
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