保育の方向性などを学ぶ市による講演会が9月24日、保土ケ谷公会堂で行われた。ビデオミーティングアプリを使ったオンラインでも配信し、約150人が参加した。
講演会は、市が3月に策定した「よこはま☆保育・教育宣言」を知ってもらおうと開いたもの。この宣言は、市と横浜の保育・教育施設で働く職員が教育方針などの方向性を共有し、園によっての違いを少なくするために作られた指針。
現在、市内には1千を超える保育園や幼稚園がある。運営方針はさまざまで、その違いに困惑する園の職員や保護者も少なくないという。
講演会の講師には玉川大学で乳幼児発達学を教える大豆生田(おおまめうだ)啓友教授が招かれ、教育現場の実情を説明した上で課題解決方法を発表。子ども一人ひとりの良さを発見する姿勢や職場のコミュニケーションを円滑にするなどの共通項を説いた。
個性そのままで
事業を担当する市こども青少年局の職員は「指導の方向性をある程度そろえる一方、各園の個性は残してほしい」と話す。講演会に参加した40代の保育士は「子どもや保護者に信頼してもらえる環境づくりを進めるためには、園の特徴を守りつつ、指導を統一する両方が大切だと感じた」と振り返った。
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