旧上瀬谷通信施設(瀬谷区、旭区)で2027年に計画されている「国際園芸博覧会」に向けて、区内の各種団体や組織による「横浜国際園芸博覧会瀬谷区推進協議会」が10月22日に発足した。啓発事業などを行い、花博の成功に向けた機運を醸成していく。
区民一体となった取り組みを推進するため、瀬谷区連合町内会自治会連絡協議会長の網代宗四郎さんなど15人が発起人となり、設立準備を進めてきた協議会。委員は68人で、地区連合・各種団体・教育機関・民間事業所の代表者などが名を連ねる。
主な活動は、花博に関する勉強会の開催といった情報共有、PRのための区民向けイベントの開催など。イベントなどは当面、年1件ほどの想定で、区民提供の写真などを展示する上瀬谷アーカイブ写真展、花と緑のマップ作り、啓発用グッズの配布などが検討例に挙がっている。また、協議会は開催が本格化するまで、年1〜2回ほど開かれる予定。
区選出議員や平原敏英副市長などが出席した総会では横浜市消防音楽隊と、ストレートトランペットを操るドリルチーム「ポートエンジェルス119」が一糸乱れぬパフォーマンスを披露して、設立に華を添えた。また、協議会長に選出された網代さんは「瀬谷区は水と緑など自然豊かであり、温かな地域コミュニティに支えられた素晴らしい街。国際園芸博覧会開催成功に向け、瀬谷区全体で盛り上げていきたい。委員の皆様と知恵を出し合いながら様々な取り組みを行っていく」と力強く目標を語った。
27年開催に向け
花博は2027年3月から9月にかけて、「幸せを創る明日の風景」をテーマに、旧上瀬谷通信施設で行われる見込み。想定来場者数は1500万人以上で、会場へのアクセス向上のため、瀬谷駅周辺から跡地に繋がる新しい交通システムも検討されている。
市の開催計画は、昨年の国際園芸家協会の総会で承認。今後は、国が博覧会国際事務局への申請手続きを進める予定となっている。
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