11月に初の演奏会を開くハワイアンバンド「ザ・レイワーズ」のリーダー 古林 宏之さん 二ツ橋町在住 83歳
音楽が元気の源
○…趣味の社交ダンスなどで知り合った60代〜80代の仲間5人と、2019年に結成した「ザ・レイワーズ」。担当楽器はギターで、主に歌も担当。リーダーとして初心者もいるメンバーの指導にもあたる。ハワイアンバンドでは珍しいというトランペットを取り入れており、個性あふれるサウンドが特徴だという。現在は、11月26日に予定されている初の演奏会に向けて活動中。演奏会はコロナ禍ということもあり関係者限定だが、初舞台に向けて仲間と毎週練習に励む。
○…ハワイアンバンドを組むのは、会社の同僚と演奏していたという20
代の頃から約60年ぶり。この間も自己流で腕を磨いていた。ハワイアン音楽の魅力については、「シンプルなメロディで、コードも分かりやすく、親しみやすい。民謡のような素朴さがあって、ムードもよいんです」と力説。取材中に何度もメロディを口ずさむ様子から、その傾倒ぶりが窺える。
○…83歳にして、その活力は衰えない。若さの秘訣は、ずばり音楽。音楽関係の仕事をしていた兄2人は90代にして健在で、次兄は今も弟子を抱える。2人は「音楽をしているからボケないよ」とよく口にするそうだ。定年退職後に始めた社交ダンスや、カラオケも生きがいの一つ。今は新型コロナの影響でどちらも機会が限られているが、来年に結婚50年になる妻と一緒に興じる。
○…「元気な限り、いつまでも音楽を続けていきたい」--。そう強く願っている。レイワーズでの当面の目標は、演奏曲のレパートリーを増やすこと。仲間たちとの演奏に、年齢も忘れて打ち込む。「(情熱に)火が付いた。教えることは難しいけど、兄からアドバイスを受けたり楽しんでいる」と目を輝かせた。
|
|
|
|
|
|