瀬谷第一地区連合町内会や地区社会福祉協議会などで構成されている瀬谷第一地区健康推進委員会(横山正之委員長)がこのほど、住民77人のオリジナルの健康法をまとめた冊子を発行した。健康増進を目的としつつ、住民交流の一役を担っている。
横山委員長によると、冊子制作は地域福祉保健計画の一環で、今年4月に推進委員会を結成。新型コロナウイルス感染症の影響を受けながらも11月に完成させて、住民に配布した。
テーマは「私の健康法」で300部発行。サイズはA4版で全48ページ。全てカラーで印刷しており、30代から100歳以上までの住民77人が健康維持のために心がけていることや毎日の習慣などが記載されている。
「元気な高齢者が多いため、地域や若い世代への健康遺産として作りたかった」と制作の中心を担った水村明さん。幅広い世代の情報を載せられたことで、多様性がでたという。
また、生年月日や出身地に加え、現在と若い頃の写真も掲載されている。デザインやレイアウトを担当した有吉美智子さんは「紙面いっぱいに写真や原稿をまとめ、ご協力いただいた方に喜んでもらえるよう心がけました」と話す。完成品を受け取った人からは、喜びや懐かしむ声が届いているという。
人にスポットを
横山委員長は「冊子が住民の話題になり、皆さんがいきいきと元気になっている」と手ごたえを感じている。今後は、冊子に登場している人が地域の講座で健康法を語る機会を設けたいという。「第一地区は神社や史跡がない分、人にスポットを当てた。住民の社会参加や地域の健康増進につながれば」と期待を寄せた。
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