瀬谷区内の企業や店舗向けに、飲食店の弁当をデリバリーする「せーやーいーつ」が1月18日、ロピア瀬谷橋戸店で弁当販売を開始した。区内スーパーでの弁当販売は初で、コロナ禍で外出自粛をしている人にも飲食店の味を楽しんでもらう試み。
「せーやーいーつ」は昨年5月、新型コロナの影響で切迫した飲食店の危機を乗り越えようと、瀬谷区商店街連合会(伊藤吉治会長)の活性化委員会が始めた事業。区内の個人事業主や施設などを対象に専用サイト(【URL】https://se-ya-eats.com/)で弁当の販売をしており、無料で配達している。
これまでにも区内の子ども食堂や学童に弁当を提供してきたが、スーパーなどで弁当を一般消費者に販売するのは今回が初。同委員会の川口健太委員長によると、ロピアではコロナ禍での地域活性化の一環で飲食店の商品などを取り扱っており、「せーやーいーつ」と同店が連携することになった。川口委員長は「コロナ禍でなかなか外出できない人にも僕らの料理を味わってもらいたい。また、こんなお店が区内にあるということも知ってもらえたら」と期待を寄せる。
販売時間は午前9時45分の開店時(緊急事態宣言中)と午後4時の2回。カレーやうどんなど区内4店舗から5種類の弁当が並び、1日に計80食ほどを販売する。
「商店街の利用を」
「せーやーいーつ」は横浜市の商店街宅配・出張販売・送迎支援モデル事業を活用したもの。開始から8カ月で約1400件の注文があり、新規の顧客も増えた。しかし、現状は注文数が減り、次年度からは同事業の補助金が減る見通しで、課題は多いという。
川口委員長は「まずは魅力ある商店街づくりに注力していきたい。また、区民の皆さんにはテイクアウトなどを活用して地元の商店街や飲食店を利用してほしい」と呼びかけている。
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