子どもの成長が喜び
○…子どもたちの健全育成を目指す「相沢地区青少年指導員協議会」。例年はレクリエーションや夜間パトロールなどを行っていたが、新型コロナの影響で中止に。そんな中、困っている地元の人を支援しようと企画したのが、食品を募り助けが必要な人に届けるフードドライブだった。住民に協力を呼びかけて12月13日に受け付けたところ、想定を大きく上回る食料が集まり、瀬谷区社会福祉協議会に届けた。「身近な人のサポートにつながるからこそ、大勢が協力してくれたのだと思います」と手応えを感じている。
○…15年ほど前に知人に勧められて始めた、青少年指導員。相沢地区の会長は、この春で4年目になる。やりがいは子どもたちとの交流を深め、成長を実感できること。活動を通じて”友達”になり、児童が中学・高校と大きくなってからは街中で声をかけられることも。「元気に育っている姿を見るのが楽しい」
○…瀬谷小、瀬谷中の出身。公務員を経て、現在は集客施設運営の仕事に携わる。約40年取り組むのがサイクリングだ。1995年にはロングライドを、個々のペースで自由に楽しむ団体「自転車百哩走(ひゃくまいるそう)大王」を設立。今は全国に180人超の会員がおり、裾野が拡がっている。フットワークの軽さが自転車の魅力で、美しい景色にふと足を止めたり、行先で美味しいご飯を堪能したりと楽しみ方は様々。専門雑誌に記事を投稿することもあり、普及に努める。
○…今なお終息が見通せない新型コロナ。青少年指導員の活動も不透明な状態が続くが、「フードドライブで相沢の力を改めて実感できました」とモチベーションは高い。地域住民からもらったという”勇気”を追い風に、ウィズコロナの在り方を模索していく。
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