瀬谷区がこのほど、2021年度の自主企画事業の予算案を発表した。総額は20年度とほぼ同額の9453万3000円で、新規事業として定住促進に向けた魅力発信などが盛り込まれている。
区総務課によると、新年度の予算はコロナ禍の長期化を見据え、新しい生活様式の定着を目指して編成された。中長期的な視点で事業を見直し、感染症対策を取り入れたり、新規事業を検討したという。
自主企画事業費は、瀬谷区ならではの課題やニーズに対応することが目的。瀬谷区の魅力発信・名所づくりでは、定住促進と人口流入に向けた取り組みが進められる。19年度の区民意識調査によれば、区民の定住意向は約75%と市全体(約65%)より高くなっているものの、隣接する旭区(約79%)と比べると低くなっている。新年度は、子育て世代向けなどにインターネットで情報発信していく考え。また、27年に旧上瀬谷通信施設で開催される予定の国際園芸博覧会については、花と緑のスポットを紹介するガイドマップ作成などを通じて機運情勢を図る予定という。
新年度の新規事業としては、防犯対策電話録音機の利用モニター募集、外国人に日本語を教える講師ボランティアの育成講座、庁舎環境の整備・改善などが挙がっている。また、瀬谷区民活動センターを中心として、新たな区民活動団体の創出やネットワークづくりを目的とした講座や交流会が予定されている。
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