瀬谷区薬剤師会の会長に就任した 沼尾 正俊さん 相沢在勤 54歳
地域に溶け込む薬局へ
○…地域の医療拠点として、健康講座や薬の相談、薬物乱用防止の授業などを実施している瀬谷区薬剤師会。会員薬局36店舗、個人会員71人をまとめる立場として、6月に会長就任。「自分も学びながら、会員の皆様の力をかりてチームワークを大事にしていきたい」と意気込む。また、地域住民とのコミュニケーションも大事だとして、「健康のことでも何でも相談できる場所として、地域に溶け込む薬局でありたい」という想いも。薬剤師と住民の心の距離を近づけていく。
○…新型コロナウイルス感染症の拡大前は、「からだまるごと健康フェア」での薬剤師体験や、瀬谷フェスティバルでの血圧測定など、区民に触れ合う機会を設けていた同会。現在は中止となっているものの、5月からは瀬谷スポーツセンターで新型コロナワクチンの調製を担う。休み返上で参加している会員もいるといい、「早くコロナが収束するようにという、会員の思いは一つ。区民の皆様のためにできることをしていく」と思いを語る。
○…川崎市出身。幼い頃から海釣りが趣味で、本牧や横須賀などに足を運ぶという。約80cmのスズキを釣った際は刺身や塩焼きなどにして夕飯のおかずにしたことも。「美味しい魚を食べる楽しみもありますが、都心ではなかなか自然に触れられないので、海をみると和むんです」と穏やかに笑う。
○…今後は会員同士だけでなく、福祉保健センターや瀬谷区連合町内会自治会連絡協議会など地域とのつながりを深くし、暮らしやすい街づくりに参画していく考え。「地域にお世話になっているからこそ、我々にできることで何か力になっていきたい」--。使命感を抱き、会員一丸となって邁進していく。
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