三ツ境在住の二谷(にたに)龍夫さん(77)が地域貢献活動の一環として、手作りした野菜を近隣に暮らす人や高齢者福祉事業所などに無償提供している。15年ほど前から続けている取り組みで、二谷さんは「『美味しかったよ』と言われるのが嬉しくてね」とにっこり笑う。
二谷さんは約120平方メートルほどの畑を土地所有者から借りて作物を育てている。初夏は玉ねぎやジャガイモ、秋から年末はサツマイモや大根、今はトマトやキュウリなどの栽培に精を出す。
野菜作りを始めたのは約25年前。横浜市の農園を活用したのが始まりだったそうで、独学で知識と技術を培ってきた。現在も一人でほぼ毎日手入れし、特にヨトウムシやカラスから作物を守ることに余念がない。土にもこだわり、「育児と同じ。愛情かけて育てることが何より大切です」と力説する。
収穫物は近隣住民やつながりのある人など約100軒のほか、デイサービス事業所などに提供。また、二谷さんが暮らすマンションの交流カフェで行われるレクリエーションの景品としても活用されている。
これからの目標は後継者探し。「私も77歳だから、意思を継いでくれる人を探したい」と話す。また、コロナ禍における人と人の交流の希薄化も懸念しており、「コロナが収束したら、子どもたちを招いて焼き芋を作ったり、芋煮会を開いたりと、地域交流のお手伝いができたら」と意気込んでいる。
瀬谷区役所から防災・減災に関するお知らせ自宅が安全ならお家で避難が有効。自宅の安全を確保し、備蓄品を準備しましょう。下記動画もチェック。 https://www.city.yokohama.lg.jp/seya/kurashi/bosai_bohan/saigai/t20230904115015761.html |
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