コロナ禍でオンラインイベントなどを企画する下瀬谷地域ケアプラザの生活支援コーディネーター 金子 恵理さん 下瀬谷在勤
ゆるりと地域づくり支援
○…団塊の世代が後期高齢者となる2025年問題を見据え、地域の中で安心して暮らせる仕組みづくりを担う生活支援コーディネーター。高齢者だけでなく、子どもや障がいのある人なども含めて互いに支え合える環境を作ろうと、イベントの企画や団体の立ち上げサポート、各エリアの集いなどにも顔を出す。「前に出て仕切るというより、活動している皆さんの陰でサポートさせていただいている感じです」と朗らかに笑う。
○…2017年から下瀬谷地域ケアプラザで同コーディネーターを務める。4年間で企画したイベントは数えきれないほどあるそう。また、新型コロナ感染症対策で家にこもっている人とつながりを絶やさぬようにと、オンラインイベントも発案。「いくつになっても元気でいてもらいたいからこそ、新しいものに触れてみてほしい」と願いを込める。2回目のワクチン接種を終えている高齢者も徐々に増えてきており、「リアルでお会いする機会も人数制限をしながら少しずつ再開していく」と展望を語る。
○…両親や祖母がボランティアなどに携わることが多く、その影響で福祉の道へ。都内の社会福祉協議会で働いていた際に、今の仕事を見つけた。「とても楽しそうな仕事だったので思い切って飛び込んできました」と振り返りつつ、「色んな企画を考えたり皆さんとお会いするのが本当に楽しいんです」と目じりを下げる。
○…街歩きをしたり地元の飲食店に通うなど時間をかけて地域との関係性を育んできた。住民が主役であることを軸に、日々活動にいそしむ。「さりげなく、人の役にたつ活動に結びついていたら嬉しいですね」。優しい眼差しで見守りながら、ゆっくりと歩みを進めていく。
|
|
|
|
|
|