瀬谷警察署(村田秀之署長)は10月13日、三ツ境駅北口自転車駐車場で無施錠の自転車に独自の”警告書”を吊り下げた。夏頃から急増する自転車盗難を防ぐための初の試みで、今後もパトロールで活用していくとしている。
瀬谷署管内の今年1月から9月末時点での自転車盗難は71件(前年比マイナス1件)。署員によると、1〜5月は月平均3件だったものが、6月8件、7月16件、8月18件、9月12件と件数が急増した。主な要因は無施錠が約8割を占め、発生現場は駅付近や集合住宅の駐輪場が多いという。
その対策として、同署はオリジナルの警告書を製作。初の試みで、無施錠自転車のハンドル部分に吊り下げ、盗難防止を呼びかける狙いだ。
サイズは縦10cm×横3・5cm。穴部分に輪ゴムを通しており、表面に「自転車に必ず鍵を!」と書かれている。また、裏面は定規などにも活用してもらえるよう工夫しているという。署員は「主張しすぎないサイズ感で、注意を呼びかけている」とし「デザインにおいても、区民の皆さんに親しみをもってもらえたら」と話す。
13日は三ツ境駅北口自転車駐車場で署員がパトロールを兼ねて、無施錠自転車約10台のハンドル部分に警告書を吊り下げた。今後は区内パトロールで、無施錠自転車を見つけ次第、積極的に吊り下げていくとしている。また、「鍵をかけることが一番の盗難防止。少しだけ離れる場合もこまめに施錠を」と呼びかけている。
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