長屋門公園の母屋の茅葺屋根や井戸の上屋の新設工事がこのほど始まった。来年で開園30周年を迎えるにあたり始めたもので、同公園事務局によると屋根のふき替え工事は約12年ぶりだという。
母屋の屋根は291平方メートルの茅がふき替えられる。工事の過程は熊手や竹ほうきなどを使用して表面を覆っている苔を落としてから、既存の茅を100〜200mm引き抜く。次に、手や木板で茅を持ち上げて隙間をつくり、新しい茅を差し込む。ガンギと呼ばれる工具を使って差し込んだ茅を叩き込み形を整え、丸太の足場を設置。一連の作業を軒先から棟まで繰り返すことで、徐々に屋根の表面が黄金色に変わっていくという。最後にトリマーやはさみなどで余分な茅を切り、表面をなめらかに仕上げていく。
工事は来年2月まで行われる予定。同公園事務局は天候などの状況によっては変更の可能性があると話す。
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