瀬谷区青少年指導員連絡協議会の会長に就任した 菊地 勝也さん 南台在住 56歳
自ら楽しむことが第一歩
○…指導員は青少年の健全育成が目的で、区内では139人が行政から委嘱されている。協議会は新年の風物詩「瀬谷かるた大会」や20年以上続く「瀬谷っ子探検隊」などを実施する。4月就任の新会長として、当面の課題は新型コロナ対策。ここ2年間は行事の中止を余儀なくされているため、「制限があるなかでも出来ることを模索したい」と意気込む。また、これまでの伝統を尊重しながら「新しい風」を組織運営や事業に取り入れていく考えだ。
○…高校時代に交通事故の遺児を支援する会に参画したことをきっかけとして、長年ボランティアに取り組んできた。指導員は30代半ばに区内に移り住んでから始め、現在の活動歴は20年。そのうち16年は協議会の副会長を務めた。取り組みの原動力は子どもたちの表情だという。「行事が終わった時に、笑顔で帰る姿を見ることが何よりの楽しみ」
○…自然のなかで子どもたちが自由な発想で遊べる場所作りを進める「NPO法人 横浜にプレイパークを創ろうネットワーク(YPC)」の理事。理念に共感し、12年前に南台こどものもりプレイパークの立ち上げに携わった経験からYPCの一員になった。子どもたちからは「きくちゃん」の愛称で親しまれる。つまようじやプラスチックを組み合わせて作るオリジナルの「ちびトンボ」は保護者からも人気の遊び道具だという。
○…指導員やYPCの活動で心掛けることは自分自身も楽しむこと。「自分が楽しくなれば参加者も楽しくなる」と、心弾むアイデアを常に考えている。プレイパークで遊び通した時も疲れることはないそうで、「仕事だけれど子どもたちと遊ぶのが大好きだから。とても幸せなことですよね」と目を細める。
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