相鉄グループの(株)相鉄ビルマネジメント(森村幹夫社長/本社・西区)は、相鉄ライフ三ツ境の駐車場などが対象となる「パークアンドライド」サービスを6月30日から本格導入した。SDGsへの取り組みと利用者の利便性向上が目的。
パークアンドライドは自宅から最寄りの駅やバス停周辺にある駐車場に駐車し、そこから公共交通機関に乗り換えて目的地まで移動する方法。自動車利用が減少することから環境への負荷軽減が期待されている。
同社は2021年10月から22年3月まで、商業施設「相鉄ジョイナス」(西区)の利用者に「相鉄ライフ三ツ境」、「相鉄ライフいずみ野」の駐車場サービス券を配布する試験導入を実施。約5カ月間で累計990台の利用があった。同社によると、この実績から二酸化炭素の排出量を換算すると約3・2トンを削減したことになるという。
対象商業施設を追加
同社は試験導入の結果などから、サービスを拡大して本格導入を決定。対象駐車場は「相鉄ライフ三ツ境」と「同いずみ野」の2カ所に、リパーク上星川(保土ケ谷区釜台町1の1)を追加。対象商業施設も相鉄ジョイナスに加え、「ジョイナステラス二俣川」「相鉄ライフ二俣川」も利用可能となった。同社は「追加した商業施設は、休日になると駅周辺の道路が混雑することが多い。サービスを拡げることで、道路混雑の緩和、二酸化炭素削減に貢献できれば」と期待を寄せる。
利用方法は3カ所の対象駐車場のいずれかに駐車し、相鉄線で移動。対象商業施設内で1店舗3000円以上を利用したジョイナスポイント会員に駐車サービス券を配布する。同社は「環境に優しいパークアンドライドを利用してもらい、渋滞の心配もすることなく買い物を楽しんでもらえれば」としている。
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