細谷戸ハイツなどをエリアとする細谷戸連合町内会(大坪陸男会長)が7月19日、6年間無火災だったとして市長表彰に輝いた。同町内会は区内地区連合で初の市長表彰を2020年から受けており、今年で3年連続。
横浜市には連続無火災の表彰制度があり、世帯数で基準が異なる。826世帯(今年5月10日時点)が加盟する同町内会は「5000世帯未満」の区分で、2年で区長、3年で消防局長、4年以降は市長表彰が続く。
同町内会で発生した最後の火災は16年6月で、ハイツの住人が亡くなった。「それまでも小さな火事はあったが、亡くなられた人がいたことがとてもショックだった」と大坪会長。それ以降、火災予防を肝に銘じて取り組んできたという。
今年6月16日午前0時に6年連続(2190日)無火災を達成した同町内会。表彰式は19日に瀬谷区役所で開催され、植木八千代瀬谷区長から大坪会長に感謝状が手渡された。
日々の活動地道に
同町内会では火災予防として年末に夜間の特別警戒を行い、相沢小学校で開かれる地域の防災訓練にも参画する。瀬谷消防署とも連携しており、放水訓練や高齢者向けの住宅防火診断に取り組んできたという。
6年連続無火災について大坪会長は「公営住宅を借りて暮らしていることから、住民一人一人の火事を起こさないという気持ちが強いのでは」と分析する。今年の秋には消火訓練も検討しており、「無火災期間を延ばすことが目標ではない。これまでのように日々の予防活動を続けていくことを心がけたい」と意気込みを話す。
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