瀬谷駅北口で商業施設「(仮称)KRC瀬谷駅北口SC」の建設が進められている。建物設置者は区内中屋敷の小島量為(りょうい)(株)で、小売り業者は(株)イトーヨーカ堂(東京都千代田区)。届出上の開店予定日は来年3月20日。8月26日には、住民向けの出店説明会が瀬谷地区センターで開かれた。
計画地は、瀬谷駅北口広場の西側(瀬谷区中央6番15)。説明会で配布された資料によると3階建てで、1・2階に食料品や住生活関連品などを取り扱う物販店舗(1・2階合わせて1421平方メートル)が入る。3階は複数の非物販店舗と、保育所(庭園部分含めて561平方メートル)。店舗2階には、瀬谷駅と行き来できる通路が設けられる予定だ。
届出駐車場は、同地から北東に数十メートル離れたタイムズ相鉄瀬谷ビル駐車場。この駐車場から店舗までは、北口広場の歩行者専用スペースを通る動線になっている。駐輪場は店に隣接しており、総収容台数は小売店舗分と非物販店舗分を合わせて102台。
横浜市に届け出ている開店予定日は来年3月20日となっているが、具体的なオープン日は確定していないという。
住民向け説明会
26日の説明会は大規模小売店舗立地法に基づくもの。関係者から計画概要や、交通・騒音・廃棄物に関する説明があった。
渋滞については、近隣の瀬谷中学校前交差点と瀬谷小学校前交差点での交通量調査に基づき、開店後も両交差点の処理能力を超えないという予測が示された。また、オープン時や繁忙期は「適宜、交通整理員を配置して渋滞発生防止に努めたい」とした。
質疑応答では出席者から「瀬谷中学校前の交差点は夕方になると、北からの車で渋滞する。(開店後は)渋滞に拍車がかかるのでは」という懸念が挙がった。店舗関係者は「駅利用者や歩行者の来店が多いと想定している。車の利用は少なく、莫大な影響を与えるような交通量は発生しないのではと考えている」と話した。また、別の出席者からは「地域住民と店舗が親睦を図れるようお願いしたい」と交流を望む声があった。
計画の届出書は、瀬谷区役所区政推進課や市経済局産業立地調整課で縦覧可能。公告日(8月15日)から4カ月以内であれば、市長に意見書を提出できる。
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