区内9商店街が加盟する瀬谷区商店街連合会の通常総会が6月7日に開かれ、会長を長年務めてきた石垣徳知さんに代わり、瀬谷銀座通り商店会の伊藤吉治さん(=人物風土記に関連記事)が新会長に就任した。
今回の役員改選は任期満了に伴うもので、会長含む8人の役員が推薦され、全会一致で承認。石垣前会長は顧問に就任した。
伊藤新会長は、瀬谷銀座通りで柔道場「善道館」を営み、16年には瀬谷銀座通り商店会の会長に就任。小売店の経営者以外が会長を務めるのは珍しいことだったという。区商連会長として、「まだまだ勉強しないと。皆さんに育てていただければ」と話しながら、「役員の方々には感謝したい。物事を動かしていくには人手が必要。組織が一枚岩となって団結していきたい」と意気込んだ。
新年度事業には若手経営者を中心とした研修や優良商店街の視察、未加入店舗の単位商店街への加盟促進が盛り込まれた。
石垣前会長は同会副会長を務めた後、2000年に6代目会長に就任。約18年に渡り、商店街発展に尽力してきた。三ツ境商工会の会長と兼務していた時期もある。
「就任当初は23商店街ほどが区商連に参加していて会員数もピーク。一番賑わっていた頃では」と振り返る。その後は小売店の閉店など厳しい状況にも立ち会ってきた。行政と協力し、買い物キャンペーンや環境問題への対策など、活動を続けてきたという。今後は顧問という立場で見守っていきたいとしている。
総会後の懇親会では石垣前会長と、同じく退任する副会長の森下道彦さんに対し、感謝状が贈呈された。文字はすべて伊藤新会長の直筆で、思いを込めて作成したという。感謝状が2人に手渡されると、会場は労いの拍手に包まれていた。
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