瀬谷区は地域課題の解決方法を実践的に学ぶ場として、全7回の講座「せやまるタウンカレッジ」を9月からスタートさせる。区民から広く参加を募り、地域活動の裾野を広げたい考え。
せやまるタウンカレッジは、地域づくりの学び合いの場として横浜市が2009年度から取り組む「よこはま地域づくり大学校」において、区が独自に企画したもの。地域振興課と福祉保健課、区社会福祉協議会に加え、活動の場を新しく作り出す「場づくり支援」を全国で行うNPO法人れんげ舎が主催する。
14年度以降、瀬谷区では「せやの地域づくり塾」と題し、担い手育成や見守り活動など、自治会単位で取り組んできた。今回の講座では、「地域で活動してみたい」「趣味や特技を地域のために役立てたい」などの思いを持った区民に幅広く参加を促し、地域活動の知識とノウハウを身に付ける機会と位置付ける。
活動事例を見学
カリキュラムは9月8日から来年2月17日までの全7回。前半3回は、主催者の一人であるNPO法人れんげ舎の長田英史代表理事による座学で場づくりの基本を学ぶ。4回目は活動事例の見学として旭区のコミュニティカフェや地域ケアプラザなどを訪れ、スタッフに活動の工夫などを聞く。5回目で、座学や現場訪問で膨らませた各自のアイディアを整理し、6回目は一人ずつ地域活動のプランを発表し、修了式を行う予定。最終回はフォローアップ企画として参加者が近況を語り合い、その後の活動へとつなげるねらい。
区の担当者は「参加者が互いに知り合うことで、さまざまな繋がりが生まれ、活動の可能性も広がるのでは」と話す。子育て世代の参加も期待し、託児対応も行うという。
参加希望者は窓口で直接、メールやFAX、ハガキで、8月24日(金)必着で申し込む。詳細は「せやまるタウンカレッジ」HP(http://seya.bazukuri.jp/)、または地域振興課【電話】045・367・5789へ。
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