コンサート鑑賞中に大地震が起きた時の対応などを学ぶ避難訓練が、来年1月に瀬谷公会堂で開かれる。瀬谷区内初の試みで、主催の瀬谷公会堂と瀬谷区役所が区民に参加を呼びかけている。
避難訓練コンサートは、阪神・淡路大震災の発災日前日にあたる1月16日(水)午後1時30分に開催。創設60周年を迎え、市内各所で演奏活動を展開している横浜市消防音楽隊が出演する。音楽鑑賞中に震度6強の地震が発生したという想定で行い、観客は主催者の指示によって避難。訓練終了後はコンサートを再開する。
「大地震はいつ起こるか分かりません。今回の取り組みが防災を考えるきっかけになって欲しい」と期待を寄せるのは、瀬谷公会堂の運営業務責任者の車秀徳さん。同様の試みは市内の他区でも実施例があるという。
訓練は、参加者が鑑賞中の防災行動を体験できると同時に、瀬谷公会堂にとっても最大300人の観客を避難させるという実践的な内容だ。実際の災害時はイベント主催者と公会堂スタッフが協力して対応することになるため、車さんは「今回の様なシチュエーションは私たちにとって貴重な機会です」と話す。
定員300人で事前申込制。参加希望者は12月10日(月)(必着)までに行事名(避難訓練コンサート)・〒住所・名前(ふりがな)・【電話】・参加人数を記載し、ファクスやメールで区役所地域振興課(【FAX】045・367・4423/【メール】se-chishin@city.yokohama.jp)に申し込む。応募多数の場合は抽選。区職員は「コンサート中の訓練を通じて、いざという時の心構えが出来れば」と話す。問い合わせは同課【電話】045・367・5693。
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