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瀬谷区版 公開:2019年2月14日 エリアトップへ

県シニア起業家ビジネスグランプリで県知事賞に輝いた(株)筆友会の代表取締役 前原 洋子さん 下瀬谷在住 58歳

公開:2019年2月14日

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幼児の文字教育に尽力

 ○…「幼児期における文字教育の大切さを多くの人に伝えたい」――。3、4歳頃の子どもが書道に取り組めるようにと、墨ではなく水で文字を書く「筆友会 ふでともかきかた教室」を立ち上げてから6年目の今年、県シニア起業家ビジネスグランプリで県知事賞を受賞した。快挙達成を喜ぶ一方で、「幼児の書写教育をより広げていかなければなりません」と使命感を新たにする。

 ○…1998年に「前原杏華(きょうか)書道教室」を開設。それ以前は、社会科の教員として中学校で教鞭を執っていた。忙しいなか、自分の時間を作りたいと始めたのが書道だった。これが転機となって、書写の授業も担当するようになり、さらには通信で高校書道の免許も取得するほど熱中していった。現在では、自身の教室と筆友会の事業に加えて、(公財)書壇院や横浜書作協会の会員としても活躍する。「実は不器用で、本番に弱いタイプ。何度でも繰り返し創作できる書道が、自分には合っていたのかもしれません」。コツコツ積み重ねた努力が、今につながっている。

 ○…書道に関わる活動で多忙な日々。「こうして思う存分動けるのは、理解して支えてくれる夫のおかげです」とパートナーへの感謝の気持ちは尽きない。夫婦揃って旅行好きで、どれだけ忙しくても時間を確保するようにしているそう。5年ほど前から続けている生け花教室の時間も、心休まるひと時。教わる立場として別の分野に触れることで、視野を広げる。

 ○…文化勲章などを受章した著名な書道家・青山杉雨(さんう)さんの「未だに納得いく作品を書いたことがない」という言葉が心に残っている。その想いは自身も同じで、「一生勉強です」と語る。一書道家として、筆友会の代表としても現状に満足せず、今後も邁進していく。

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