4月1日付で瀬谷消防署の署長に就任した 西川 浩二さん 磯子区在住 55歳
基本に忠実、自ら率先
○…これまでに横浜市消防局警防部救急課長などを歴任。署長職は初となる。就任し、区民や事業所の防災意識の高さを感じたという。業種や業態の垣根を越えたつながりが地域にあるとして、「こうした流れをさらに強化したい」と意気込む。さらに、区制50周年と令和の幕開けという大きな節目に、「瀬谷区の安全・安心の向上につながるよう、署員一丸となって消防業務に取り組みます」と力強く語る。
○…金沢区の出身。高校時代に教師から「消防官に向いている」と勧められたことをきっかけに現在の道を志した。消防業務において特に重視するのはチームワークで、日頃から信頼関係を築くことを心がけている。また、市民の安全・安心を守るという目標のためには、時には上司や部下の立場を越えて率直に意見を交わせる環境づくりが重要だとも。「厳しくも礼儀があり、明るくコミュニケーションできる職場が理想。全員が同じ方向を向いて進んでいければ」
○…現在は妻と義母、愛犬と暮らす。社会人と大学生になる息子が小さい頃は、キャンピングカーで各地を巡り、道の駅で夜を明かすような経験も。今の趣味はヘラブナ釣り。池に糸を垂らし、ウキのわずかな動きをじっと待つ。数時間待つこともあるが、魚がかかり、釣り上げた瞬間の達成感はひとしおだという。
○…就任時、職員に実践を呼びかけたのが「仕事の基本ABC」の徹底。先輩に教わった言葉で、「当たり前のことを、馬鹿にしないで、ちゃんとやる」という意味だ。何事も気を緩めずやり通すことは、簡単なようでいて困難を伴う。「消防におけるミスは市民の安全・安心を揺るがしかねない」として、「何より基本に忠実でいること。率先していきたい」と自らを律している。
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