泉区民ミュージカル「バーデン・バーデン2」に出演する区民の一人 村瀬 栞さん 岡津町在住
「泉区民だから参加する」
○…今年で3回目となる泉区民ミュージカル。昨年は計3回の公演で710人の観客を集めた「バーデン・バーデン」の続編『ミツコの肖像』が2月5日と6日にテアトルフォンテで開催される。昨年は「泉区に温泉が湧いた」というストーリーの地主役で出演したが、今回はその妹役で出演するという。昨年10月に18回目の公演『若返る畳』を行った「演劇集団ふぉんて」の代表を務めるなど、泉区のアマチュア演劇界では言わずと知れた有名人だ。
○…最近、演劇をやめようと思ったときがあったという。お笑いブームにのった、笑わせることが主の作品が多く、何を見てもつまらないと思ったからだ。今回の出演も悩んだが「泉区民だから参加する」と決めた。「静かで人の心にしみる芝居をやってみたい」という思いもある。「福祉を扱ったものもいいかな」、「こうしたら面白いかも」と取材中も、脚本案やアイデアが次々と浮かんでくる。
○…西区浜松町で育ち、結婚を機に泉区へ。夫の功さんは少年野球チーム、戸塚リトルシニアの会長だ。横浜ベイスターズに入団した荒波翔選手も教え子で、すでに年間シートを購入した。じっくりと観戦すると思いきや「応援が楽しいでしょ」と、外野席を選ぶあたり、心身ともに夫婦のパワフルさが伝わってくる。
○…「バラ命」で150本のバラを育てる。最近のお気に入りはアメリカのバラで戦没者からついたという大輪の「メモリアルデー」。いい花が咲くとテアトルフォンテに持参したり仲間に配ったりする。ボランティア団体「オアシス21世紀の会」でプロとアマの作品交流泉・選抜美術展を企画したり、区民の文化活動を支援する「イズミ・アーツ・オフィス」に所属するなど、多忙な毎日を過ごすが、いつも落ち着いた雰囲気を醸し出すのは心に余裕があるからか。困難なことにも「まずは、やるっきゃない」と前向きにとらえ、今後も視野を広げていく。
|
|
|
|
|
|