神奈川県による平成22年度犯罪のない安全・安心まちづくり功労者と奨励賞の受賞者がこのほど決定。夏期・年末時の集中したパトロールなどが評価された、上飯田連合自治会(榎下貫治会長)が奨励賞に選出された。2月9日には県庁で表彰式が行われた。
「神奈川県犯罪のない安全・安心まちづくり推進条例」に基づき、特に功績が認められた個人と団体を、市町村長や警察本部長らからの推薦を受けた審査会が選考したもの。
奨励賞は、犯罪のない安心・安全まちづくりのモデルとなるような実践的な活動を行う、地域社会への貢献度が高いと認められた個人と団体に対し表彰するもので、今年度は同自治会を含む5団体が選出された。
14自治会町内会で構成される同自治会は、子どもたちが地域活動に参画できる環境づくり「みんな仲間のまち上飯田」を推進した環境整備の実施や、合同パトロール、少年に対する積極的な声かけ、防犯座談会の開催などが、活発な行動で地域の犯罪抑止につながっていると評価された。
地域ぐるみの活動が盛ん
昨年7月に同自治会と泉警察署、泉区役所による防犯パトロールには115人が参加。夜8時に上飯田西公園に集合し、北部、中部、南部の3方向に分かれ、赤色誘導灯や蛍光ベスト、帽子などを着用して巡回したが、あまりの参加者の多さに、1回の青信号では交差点を渡りきれないほど、長い隊列となった。
こうした自主防犯活動以外にも、夏休みの深夜に民間警備会社によるパトロールを実施するなどの防犯活動に取組んでいる。合同パトロールは3月25日(金)にも開催される予定。
同自治会は上飯田中学校生徒・PTAとの環境整備活動などの青少年健全育成や、ペットボトルキャップの回収などエコ活動にも積極的で、スポーツや高齢者支援など、あらゆる面での地域ぐるみの活動が特長といえる。
榎下会長は「地域の人が本当に献身的。皆様が安心・安全まちづくりに貢献しようとしているのだと思う。今回の表彰はありがたい」とコメントした。
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