泉区も高齢化が進行 ―国勢調査― 持ち家率は市内一
平成22年国勢調査(10月1日現在)の集計結果がこのほど総務省から公表され、横浜市で高齢化が進行し、一人暮らし世帯が増加していることがわかった。泉区も高齢者のいる世帯が多く、一人暮らし世帯の増加率(17年比)は市平均を10ポイント上回った。
高齢者(65歳以上)のいる一般世帯数は市48万7666で泉区2万1814。割合は市31・0%、泉区37・2%で市内3位。泉区は一人暮らし高齢者の増加率(17年比)も高く、市35・2%増に対し、泉区49・3%増で2位だった。
持ち家率は泉区が66・9%で市内一。一戸建てに住む世帯の割合も泉区は市平均を19・2ポイント上回る57・2%でトップだった。
一世帯に暮らす人数も泉区は2・59人で、市内2位。前回と前々回の調査では泉区が市内トップだったが、今回は都筑区より0・06ポイント下回った。
同日現在、横浜市人口は368万8773人(17年比3・0%増)で、泉区は15万5698人(同2・2%増)。増加率でみると、泉区は7〜12年の5・7%増、12〜17年の3・4%増に比べ、徐々に緩やかになっているが、今回調査では市内5区で人口がマイナスとなっている。
年齢別人口でも高齢化が顕著
年齢別人口でも高齢化が顕著に。15歳未満は市13・3%で泉区14・0%、15〜64歳は市66・6%で泉区63・4%、65歳以上は市20・1%で泉区22・6%。15〜64歳人口が市平均より3・2ポイント下回る一方で、65歳以上は2・5ポイント上回った。
区内では上飯田団地で高齢者世帯が半数を超え、一人暮らし世帯も大半を占めるなど、高齢化が進んでおり、区全体の数値を押し上げているとみられる。
外国人は中国とベトナムが大半
市内在住外国人は5万3029人(17年比4・5%増)で泉区は2078人(同8・9%増)。国籍別では中国が市1万9702人(37・2%)、泉区812人(39・1%)でともに最多。市2位の韓国・朝鮮は泉区125人で3位、585人のベトナムが2位。泉区は中国とベトナムで3分の2以上を占めている。なお、17年に泉区2位のタイは616人から32人に減少した。
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