神明台で桜植樹 ソメイヨシノ10本寄贈
奉仕団体、横浜泉ロータリークラブ(青木昌一会長)はこのほど、横浜市資源循環局神明台処分地内にソメイヨシノ10本を寄贈。4月13日に植樹祭を開催し、来賓の高橋和也区長らが感謝の言葉を述べた。
ソメイヨシノの寄贈は同クラブ環境保全委員会(山村助成委員長)が中心となり実現したもので、約53ヘクタールある同処分地南西の芝生広場に、8m間隔で植えられた。
山村委員長は植樹祭で、横浜市資源循環局や泉区役所等の植樹実現に向けた協力に感謝するとともに「私どもは地域に密着した活動を目指している。桜の苗木がやがて大きく成長し、泉区民や近隣地域の人々の憩いの場として発展するよう願っている」とあいさつ。3年構想で実現した植樹をメンバーとともに喜んだ。
高橋区長は、処分場の埋立で近隣住民に迷惑をかけたこと、埋立終了後も環境調査を続けることなどを話し、「泉区には夢を描ける3つのビッグプロジェクトがあり、神明台処分地の跡地利用はその一つ。宝の土地に桜を植えていただき、この土地にみんなの夢を描くきっかけになれば」と述べた。
山内泉横浜市資源循環局適正処理計画部処分地管理課長は、過去に植えた桜、筍、カブト虫、栗など、同処分場が四季折々の自然豊かな姿を見せる場所で、「桜を加えてもらったことで、さらに市民の憩いの場になる」と植樹を感謝した。
泉区池の谷と新橋町の一部にある同処分地は、1973年から2010年まで廃棄物最終処分場として利用された。埋立終了後は軟式野球場、スポーツ広場、多目的広場、芝生広場等が整備され、地域に開放されている。
また、「ふるさとの緑地事業」等により、跡地の緑化が図られており、敷地内には10数種類、100本程の桜が植えられている。「桜の新名所」と呼ばれる場所に新たに植樹された10本が成長することで、数年後にはより華やかな風景を演出するとみられる。
|
|
|
|
|
|
|
<PR>