山村実行委員長に聞く 記念式典 父、金平さんも元PTA会長
5月19日に開催される120周年記念式典の実行委員長は、3月まで中和田小PTA会長を務めた山村政彦さん(54)。同小110周年式典や区内で開催された他校の周年式典などを参考に、会長職の2年間をかけ、実行委員7人と教員が連携し、構想を練ってきた。
卒業生や学校関係者等で行われる式典は200名程度を予定。同小マーチングバンド・合唱クラブの演奏で祝賀会が開幕し、井岡孝同小21代校長のあいさつ、アトラクションでは岡津太鼓演奏、120周年VTR、先生ショナルズ(教員)演奏などが予定されている。
在校生向けの式典は18日。全校児童が体育館に入れないため、修悠館高校での開催となる。120周年クイズや中和田小へ行こうよゲームなどが予定されており、児童には同小の歴史などがわかる、授業で使える記念誌が配られるという。
4代で中和田っ子
山村さんの父、金平さん(81)も同小の元PTA会長。80周年のとき校庭に水草園をつくったこと、中和田村の形をした池の真ん中に噴水がある「ますみの池」、講堂があって公会堂的な役割をしていたこと、門柱用に丹沢湖から運んできた石はタダだったが、輸送費が高かったことなどを思い出しながら話す。
「広くて自慢だった」という当時の校庭は、中和田村の総合グラウンドとしても使われ、鎌倉郡各地の青年団による運動会が開催されたという。
100周年のときには、モニュメント「はばたきの塔」や記念誌をつくった。卒業生の名簿作成は特に苦労したという。「多くの先輩のかかわりがあって今日がある。みんなが中和田小を『オラが学校』と思っている。これからも大事にしてもらいたい」と金平さんは懐かしそうに話した。
山村さんの祖父、友吉さんも1893(明治26)年の同小第1期卒業生。4代にわたり同小出身で、長女の素子さんは現在4年生。 「100周年、150周年と大きな節目があるが、10年おきに続けていかないと、次に伝わらない。ささやかながら続けていくことで、地域の方に学校へ目を向けてもらえれば」と政彦さんは話した。
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