エコ活動に積極的な上飯田連合自治会(榎下貫治会長)で続くペットボトルキャップの回収が、6月末時点で累計301万3千個に達した。
同連合は08年5月に横浜市で開催されたアフリカ開発会議等でアフリカのワクチン不足を知り、同年夏からキャップを回収。専門業者に依頼しリサイクルする売却益で、アフリカの子どもたちにポリオワクチンを届けている(概ねキャップ800個で1人分)。同連合によるワクチン提供数は累計約5600本になる。
通常プラスチックごみとして処理されるペットボトルキャップは、リサイクルすればCO2削減になり、累計削減量は同2万3727・375kgに相当する。
連合内で回収したキャップは石井清同連合副会長がボランティアで洗浄し、庭で乾燥して選別している。中学校や小学校、保育園、地区センター、地域ケアプラザ等の協力もあり、回収数は年々増加傾向だ。同連合は協力団体への感謝状贈呈を検討している。
プルタブ集め車イス寄贈
上飯田小学校(石井博校長)は7月3日、特別養護老人ホーム泉の郷((社)誠幸会・鈴木一誠理事長、三野廣行施設長)に車いすを寄贈した。同校は環境委員会(ワールドピース委員会・高野靖委員長)を中心に空き缶のプルタブを約9年前から回収しており、施設等への車いす寄贈は3回目。
児童や地域住民の協力で、寄贈に必要な約60万個(200kg)のプルタブをわずか1年4ヵ月で集めた。
同連合は独自の資源ごみ回収システムの導入や、横浜市と協定を結んだ「みどりと花の会」が緑化推進に取り組むなど、さらなるエコ活動にも挑んでいる。
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