横浜泉ロータリークラブの第23代会長に7月から就任した 樋田 次朗さん 中田南在住 75歳
「人生流れの中で今がある」
○…会長に就任して約1ヵ月。予想よりも任務が多く、スケジュール帳はいっぱいになった。「これまで諸先輩方がよくやってきたと改めて思う。これまでの実績を誇りに思うし、責任重大と自覚している」。奉仕活動と親睦の充実、クラブの活性化、新会員への情報提供に加え、近年どのクラブでも課題の会員増強と退会防止に努める。「奉仕の心で地域社会と共に」を今年度スローガンに来年6月までの1年間、40人の会員を率いる。
○…山梨・牧岡町(現山梨市)の農家の次男。中学卒業時に上京し、武蔵小山(品川区)の自転車卸問屋で住み込みで働き、時代の流れとともにオートバイ、軽四輪を扱うようになった。金銭管理を含め、生活面を徹底されるなど、若手にとって厳しく面倒見の良い環境だったが「厳しくしてもらってよかった」と親方への感謝の心は忘れない。
○…藤沢のいすゞに納品後、トラックで砂利道の長後街道沿いを走っていて「この辺は自転車屋や車屋が少ない」と、不動産屋に飛び込んだ。現在も工場がある中田駅近くの田んぼを埋め立て、古材で15坪の住居兼工場を建てた。「25〜26歳で独立しろ。所帯を持て」という親方の言葉通り、26歳でトユダモータースを立ち上げ、27歳で結婚した。時代は高度成長期。日曜の展示会など「面白いほど車が売れた」という。スズキ車の取扱いで県内ベスト8になったこともあった。昨年9月に経営を三男、繁さんに託し「肩の荷が下りた」というが、車に対する情熱は変わらない。
○…ロータリークラブに入会したのは99年12月。箱根で開催された少年補導員の総会で、内海保会長(当時)と大貫芳夫氏に「一杯やってごきげんなとき」誘われた。将来どうするなんて考えられない頃の就職がきっかけで独立を果たしたこともあり「人生流れの中で今がある」。クラブ活動でも人間関係のつながりを身にしみて感じている。
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