新線を建設し相模鉄道とJR線、東京急行電鉄線との相互直通運転を予定している「神奈川東部方面線」について、横浜市都市整備局は10月5日、「相鉄・東急直通線」(羽沢〜日吉間)の都市計画手続きが完了したと発表した。
「神奈川東部方面線」は、相鉄本線西谷駅からJR東海道貨物線と接続する仮称・羽沢駅を経由して東急東横線・目黒線の日吉駅までの連絡線を整備、相互直通運行を行う事業。「相鉄・JR直通線」(西谷〜羽沢間)は、既に2010年に用地取得や工事がスタートしている。
「相鉄・東急直通線」の都市計画手続きが完了したことで、神奈川東部方面線の全線で整備事業が着手されることになった。同直通線は今後、整備主体の独立行政法人鉄道建設・運輸施設整備支援機構が用地取得や工事に着手し、2019年の開業を目指す。
相互直通運転により泉区内各駅から都心方面への到達時間が短縮される。いずみ中央駅〜新横浜駅(仮称)間の朝ラッシュ時所要時間は45分から26分短縮の19分(相鉄HPの湘南台〜新横浜間の短縮例をもとに算出)になり、東海道新幹線へのアクセスも良くなる。
市整備局都市交通課は「利用者の利便性や速達性などが向上するとともに、災害に強いまちづくりの観点からも重要な路線になる」と、整備の効果を話している。
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