上飯田町の飯田北小学校(武藤牧子校長)といちょう小学校(田中秀仁校長)が、児童数減による小規模校化で、2014年4月を目途に統合する方向で進んでいる。
飯田北小は中和田小、上飯田小、いちょう小を親校に79年に開校。80年度の869人をピークに児童数が減少傾向で、今年5月1日現在の児童数は164人(個別支援学級の児童数と学級数は6人2学級)。
いちょう小は上飯田小を親校に73年に開校。78年度の1953人をピークに児童数が減少傾向で、同日現在の児童数は161人(個別支援学級の児童数と学級数は7人2学級)。
両校とも学級数は各学年1クラスのみ。同委員会は17年度児童数を130人前後と推計している。
同校関係者や地域住民、PTA等で構成する小規模校対策検討委員会を今年6月に設置し、4回に渡る検討委員会を実施。ここでまとめた意見書を榎下貫治委員長(上飯田連合自治会長)が11月15日、市教育委員会を訪れ、山田巧教育長に手渡した。
同委員会は意見書で、飯田北小に統合すること、学校名を飯田北いちょう小とすること、いちょう小のコミュニティハウスや外国籍児童生徒向けの学習支援拠点の確保といった跡地利用等について要望した。
同委員会の意見書提出に山田教育長は「1学年にクラスが1つで、6年間ずっと一緒というのは好ましくない」と話し、榎下委員長は「3〜4クラスあると理想。両校とも外国籍の児童が多く、お互いの良いところを考慮し、連携をとりながら統合したい」話した。
市教委によると、今回の意見書を参考に今後の方向性を審議し、市会で条例改正が承認された後、統合が正式に決定する。
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