子ども落語家の小林亭竜之介(たつのすけ)こと小林竜也君(新橋小4年)が、4月16日に放送されたBSフジ「落語小僧」に出演し、番組内で『一目上がり(ひとめあがり)』を披露した。
全国各地の大会や子ども寄席で活躍する子ども・アマチュア落語家の元気いっぱいな高座を通じて、落語の魅力を伝えているのが、BSフジで4月から始まった同番組。落語通の三宅裕司さんが司会を務め、落語小僧(2人)の噺と、ゲスト落語家の一席を披露している。小林君は番組2回目のゲストとして出演した。
小林君は落語を披露中、咳が止まらなくなり「頭が真っ白になった」というピンチもあったが、とっさのアドリブで笑いに変え、三宅さんは爆笑していた。小林君は出演後、「憧れの柳家喬太郎さんと一緒に出られるとは夢にも思わなかった」と感想を話した。
小林君と喬太郎さんは横浜にぎわい座で2011年9月に開催された「落語教育委員会」で対面し、喬太郎さんに似顔絵を色紙に描いてもらったことがある。今回の対面で喬太郎さんから弟子入り要望を受けた小林君は「考え中です」と答え、周囲を笑わせた。
小林君が落語を始めたのは4歳のとき。保育園に送迎していた祖父、細江順一さんが運転する車中で聴いていた『寿限無(じゅげむ)』を覚えたことがきっかけだった。次から次へと演目を記憶し、現在は10本の演目をマスター。宮崎県で同年開催された、こども落語全国大会では審査員特別賞を受賞している。
DVD等を教材に、噺家により異なる話し方を自分流にアレンジしているという小林君は、横浜関内ホールや地区センター等で落語を披露したこともある。
落語小僧の放送日は小林君の10歳の誕生日で、ダブル記念日となった。
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